
小沢
「愛は勝つ(KAN)*が売れるのって、どうでもいいことっちゃあ
いいことなんだけど、本当はどうでもよくないと思ってんですよ」
小山田
「やっぱりいやなんだよ。あれで1位なのかってがっかり」
小沢
「存在より、あれがうけちゃう世間にがっかり」
小山田
「それもまた面白いじゃん、っていうほど柔軟な感覚は持ってない」
小沢
「ダサイことだとは思うけど、音楽やることに関しては純粋なんで」
小山田
「音楽には純粋だって。いいヤツっぽいですよね(笑)」
*愛は勝つ:
KANという男性シンガー・ソングライターによる1991年のヒット曲。
ビリージョエルに例えるのもなんですが、
普通の「いい人」って感じの男性シンガーで
毒のない能天気なポジティブラブポップス。
セールス枚数は200万枚を越えこの年のレコード大賞を受賞。
(なんだかんだ言って、いい曲です。作曲能力もすごいです)
小山田
「僕らが特に他のバンドのことだとか悪口言っちゃうっていうのは、
やっぱり絶対的に音楽が好きだってことがあるからだと思うんだ」
小沢
「それは絶対あるよね。それがなくてただ言ってるならヤバいもん」
小山田
「僕らは自分たちだけの音楽やそのあり方が絶対的に正しい、
なんて思ってるわけじゃないんだよね。
もちろん、自分では自分の音楽が好きだし信じてる。
でもそれは別の価値観を持ってる人から見たら
『フリッパーズ? どこが面白いの?』って
言う人も絶対いるだろうなって思うしさ」
常に客観的に、俯瞰的に見つめるフリッパーズでした。
でも、音楽については真剣なことが分かる印象的な発言です。
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