名画危機一髪
1989年12月はプロモーションビデオの撮影。
2000万円の費用をかけたこのビデオは、わずか2、3日で作られ、
地下鉄での無断撮影や、デビュー前のカヒミ・カリィ、
交通事故から完治しておらずに足を引きずる小山田の姿を見ることができます。
また「恋とマシンガン」はこのビデオの時点ですでに出来ていました。
歌詞はなく「ダバダバ」歌ってるだけなんだけど、それがまた格好いいです。
このビデオは「それゆけフリッパーズ! 名画危機一髪」のタイトルで
1990年3月に発売されました。
現在は、DVDで見ることができます。
牧村氏
「このビデオというのは、実はツキがあったんでしょうね。
(同じレコード会社の)WINK(二人組みの女性アイドル)が大ヒットして、
フリッパーズにも使えるお金がまわってきたんです(笑)。
それで当時としては、破格のお金を使っていいということになった。
普通なら宣伝費としてテレビ・スポットやラジオ・スポットを
打つということになるはずなんですけど、
僕らはそのお金でビデオを作るんです。」
「信藤さん、三浦さん、山口さんらを起用した映像は素晴らしいと言われ、
萩原健太さんの応援もあって、MTVでも非常に人気を博し、
MTVを放送したTBSの中でも評判になる、それで今度はそれを聞きつけた
TBSのドラマ班からドラマ(『予備校ブギ』)の主題歌に抜擢しようか、
という話が出てくるんです」
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