1991年2月21日、「奈落のクイズマスター」レコーディング開始



1991年2月21日、
代々木ミュージック・イン、「奈落のクイズマスター」レコーディング開始

3月27日より5月4日まで、代々木ミュージックインの第2スタジオを
40日ほど連日ブロックしてのレコーディングは続く。
この間レコーディングのない日は僅か7日間。

このレコーディングに関しては、ディレクターの牧村氏も
困惑をしていたようです。


牧村
「壮大なコラージュアルバム、デザインされたもの。
これは間違いなくフリッパーズが本質的に持っていた音楽と
敬愛する音楽の係わり合いを証明したものだね。
同時にファーストから全てのサウンドを
プロデュースした吉田仁くんあってのものだった。」

「でも、何を作っているかは分かっても、
フリッパーズがどこへ行こうとしているかは分かりにくかったね。」


「私はフリッパーズ・ギターが持ち込む曲と、
詞と、素材と、アイデアと、思い込みと、こだわりの連続の中で、
多少の違和感を持ち始めていました。」

「20年に及ぶ制作キャリアから、それらが何処から
やってきたかは、おおよそわかっていました。
でも、音楽、音、言葉たちが、交じり合い、干渉し合い、
融合し、反発し合い、そのうちいったい何処へ向かっているのか?
わからなくなることが、次第に多くなっていきました。」


サンプリングしている元ネタは分かるが、
あまりにも混沌としていて、何を作ろうとしているか
現場でも分からなかったんですね。

きっとフリッパーズの二人も・・・。

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