
「メンバーが不安にならないよう」(牧村氏)と、
サロン・ミュージックの吉田仁、竹中仁見の二人が
サウンド・プロデュースをすることになる。
吉田仁
「人づてにテープを聴かされたのが最初。すぐに気に入ったので、
ライブを観に行って、そこで思ったのは一緒にやりたいけど、
まずメジャーで普通に出せないだろうと(笑)」
自分たちの音楽はとてもメジャーで売れる音楽じゃないと
自覚していたインディーバンドのロリポップ・ソニックとしては、
メジャーのレコード会社(大人たち)なんか信用できなかった。
吉田仁
「なんか僕が相談役みたいな感じになってて。
メンバーもよく電話してきて
『今日会ったあの人はどういう人なんですか?』って
いちいち聞いてきたりしてた(笑)
たぶん彼らも最初は不安だったんだろうね。」
「でも、ロクに自分たちの好きな洋楽アーティストのことを
知らないライターに批判されたってこともあったからか(笑)、
セカンド以降はその負けん気の強い感じが発揮されていくんだよ。」
小山田
サロンミュージックの人って、唯一お願いできる可能性を持った人だったと思う。
だって聞き込んでる音楽が違うと言葉が通じないでしょ?
コミュニケーション取れないもん。
そういった意味では、僕らのやりたいことも分かってくれるし、
思うような音作りをしてくれて嬉しかった。」
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