
フリッパーズが雑誌の取材で音楽を語らず、
牛の着ぐるみを着るようになったわけ。
小山田
「(最初のころは)一応ちゃんとした事を喋ろうとしてた、音楽的な(笑)」
小沢
「全然分かってない人にね、全くのゼロから説明するんですよ。
こういうバンドがいてこういうバンドが好きで、
それで僕たちはこういう音楽をやってるんだけど、とか言って。
全然分かってない相手に。あれはむなしい行為だったなあ」
小山田
「そうすると僕らはね、最初のうちは怒っちゃったりしてさ。
全然通じないから、もう何だよって感じになっちゃって。
1時間ぐらい沈黙が続くインタビューとかね。
(下を向いて小声で吐き捨てるように) ちっがうんだよな、とか言って(笑)」
しかし、そんなことをしてもむなしいと気付いたフリッパーズ。
否応なく日本の音楽シーンに加わってしまったフリッパーズは
自分たちと無知なライターや読者との距離を縮めるために
牛の着ぐるみに手を伸ばした……。
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